「結婚指輪(婚約指輪)の高額買取相場 人気口コミランキングサイト」の運営者の ヨシコ です*^^*
お読みくださりありがとうございます♪
こうやって私の実体験を執筆させていただくことで、過去の結婚生活をようやく客観視できるようになったと思います。
結婚生活に様々な問題が起きていた真っ最中というのは、元夫の行動に「モラハラ」という言葉を当てはめる余裕もなく、ただただ、元夫のことはスペースシャトルの燃料タンクのように途中で切り離して、ここから先の人生は子どもたちと私3人でしあわせな生活をする!と決めて前進あるのみという状態でした。
今回の第2話では、なんと新居に引っ越した当日から家庭内別居になり、そのシーンを描いています。
本当に別居するまでの、新居での同居期間だった約4年間の中で、途中で、無邪気な子どもたちの要望により、家族4人で同じ寝室で寝るということは少しあったのですが、徐々に私の方が元夫と同じ空間で寝ることが苦痛になってくるのでした(遠い目)
それでは、この連載第2話は、離婚を決意する決定的な事件が起きますので、小説だと思ってご一読いただけますと幸いです。。汗
実話なのですが、あまりによくできたドラマのようでしたorz
THE ROAD OF THE SELLING RINGS~結婚指輪売る物語~
【第2話】モラハラ夫と新居引越2日目から家庭内別居になりました(前編)
それはまるで真夏の午後に、急に入道雲が出てきたかと思っているうちに、あれよあれよと黒雲が空を覆い気づいた時には雷鳴の轟音が辺りに響き渡り、家路を急ぎたくなるあの感覚と、とても似ていました。
雷の怖さで肝を冷やしてもその季節が真夏なら、物理的な外気温の高さが心の恒常性を少しは保ってくれるのですが、、、その日はある年の年の瀬が迫る、冬至もすぎた真冬でしたので、物理的にも精神的にも元の家庭で起きたある事件は、私の心を凍結させる事態になってしまいました。
子どもたちを迎えに行くと言った約束の時間から、1時間以上遅れて元夫の実家にようやくたどり着いた時、「遅くなってすみません」と、私の記憶に間違いがなければ、実家の面々に素直に謝ったように記憶しています。
しかし、夫の実家のリビングで10分ほど暖を取りながら、子どもたちと会話していた時に元夫の父親が何の前触れもなく急に怒り出しました。
「約束の時間に子どもを迎えに来ない母親があるか!」
「アンタの親は、どんな教育したんだ?」
「時間を守れない奴は、たとえ大学を出た高学歴の奴だろうと使えないな!」
・・・一瞬、子どもたちのおじいちゃんが何を言っているのか、意味がわかりませんでした。
でも、しばらくしてから、どうやらその言動は嫁である私にだけ言っているようだと気づきました。
18時に子どもたちを迎えに行くと、確かに事前には実家に伝えていましたが、それが引っ越しの片づけが難航して19時になったのは事実です。
つまり、時間に遅れたという意味では約束を破っています。
それに、確かに私は現役で某国立大に入学した、テレビのクイズ番組で言うところの「インテリ」なのかもしれませんが、、、その日の1時間の遅刻というのは「パチンコに行きたいがために子どもを預けた」なんてことは神様に誓ってもしていなくて、ただ単に新居への引っ越しの片づけを丸一日まともに休憩も取らずに動き続けていた結果、やむを得ずそうなってしまっただけなのです。
なので、元夫の実家に到着したと当時に「遅くなってすみません」と謝罪の言葉を口にしました。
「・・・それ、私に言ってるんですか?」
意味不明な元夫の父親の言動が、理解できなかったので私は一応確認してみました。
ところが、少しでも反論しようものなら火に油を注ぐがごとく、私の言葉を皮切りにその人はさらなる暴言を繰り返し始めました。
「働きもしない怠け者が、時間にもルーズで、どういう教育してるんだ?」
「ハッ!そんなんで子どもにも悪い影響が出るだろう」
なぜだから理由が全くわからないのですが、とにかく怒りが収まらないようで、これまた誰かに似て壊れたレコードのようにそんな暴言を吐きつづけるわけです。
確かに当時は専業主婦でしたが、二人目の子どもがまだ1歳にもなっていない状態でしたので、怠けているかと言われても一日中、育児・炊事・洗濯・掃除などに慌ただしく動いていたので、私の中の認識としては怠けているつもりなどさらさらありませんでした。
でもそれを一方的な見解で、怒鳴り続けるわけですね。
しかも、子どもたちの目の前で。。。
この人、まだ幼い孫たちにそんな言葉を聞かせることこそ、教育に悪影響だということを知らないな
そう思った私は、一切の反論をやめて新居に子どもを連れて帰ろうと思いました。
その時に、その事態を見かねた夫の母が、「ちょっとお父さん、そんなこと言わないで」と間に入ってくれて、なぜか「嫁はお風呂に入れ」ということになり、子どもたちがいる手前俊敏な身動きが取れなかったのでしょうがなく、私は、怠け者と私のことを罵った人がいる家のお風呂に一人で入ることになりました。
夫はその場にいましたが、私を庇(かば)ってくれることも一切なく、無言でその場を静観していました。
なんだか体がとても冷えていました。
真冬に一日中動いて疲れた体には、42度に設定された湯船は温かったものです。
でも、あまりに一方的な暴言と、私のことだけを言うのならまだしも、私の両親のことまで揶揄(やゆ)するような場所には、いられないと思いました。
そして、ちょっと涙が出ました。
たぶん悔しかったんだと思います。
でも、子どもたちがいる手前、喧嘩を起こすことこそ教育に良くないことを知っていたので、完全黙秘のような状態を押し通すことをそこで決めました。
お湯で少し緩んだ私の脳細胞から、前日の記憶がよみがえってきました。
そういえば・・・夫も新居を持つことで急に周囲への態度が変わっていました。
私にしてみると、人としてどうなんだろうというレベルのうんざりな行動でしかなかったわけです。
前日は、「まさかこんな状態が続くなら、夫と離婚なんてこともありうるのかな」くらいの、いわば蚊に刺された程度の思考のかすめ方でしたが、今日は元夫の父親も同じカテゴリーの言動を巻き起こしたということは、離婚する確率が半々の50%の領域を一気に超えたなと、ある種の覚悟を決めましたした。
つづく
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